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[ 建ててから後悔しないために ] 光熱費がかかりにくい家を選ぶ理由とは
2026年06月12日
近年、住宅の建築費は年々上昇しています。
「ただでさえ建築費が高いのに、なぜ太陽光発電や蓄電池、断熱性能の高い家をすすめるの?」
そう感じる方も多いかもしれません。
たしかに、断熱性能を高めたり、太陽光発電や蓄電池を採用したりすると、
建築時の建築費用は上がります。
しかし、これからの時代は、家を建てるときの金額だけでなく、
住み始めてから毎月かかる光熱費や燃料代まで含めて考えることがとても大切です。
住宅ローンは毎月の支払いなのはもちろんのこと、
光熱費やガソリン代も毎月の固定の支出です。
つまり、家づくりは「建物価格」だけで判断するのではなく、
毎月の生活費全体で考える時代になってきています。
今回は、なぜこれからの住宅は「光熱費が削減できる家」が“お得”なのか、
住宅プランナー佐藤ができるだけわかりやすくプレゼンしたいと思います。
< 光熱費がかかりにくい家を選ぶ理由 >
① 中東情勢悪化による原油不足
② 政府のガソリン代の補助が、いつ終了するかわからない
③ 政府の電気代・ガス代の補助が、いつ終了するかわからない
④ 国、県、市から補助金がもらえるチャンス!
①中東情勢悪化による原油不足
日本の電力は、火力発電の割合が高い国です。
火力発電には、LNG・石炭・石油などの燃料が必要になります。
そのため、世界的に原油価格や燃料価格が上がると、日本の電気代にも影響が出やすくなります。
最近では、日本経済新聞でも、世界的に原油在庫が減少していることや、原油調達の不安定さについて報じられています。
原油やナフサなどの価格が上がると、電気代だけでなく、住宅資材・建材・塗料・樹脂製品・運送費など、さまざまなものに影響が出ます。
また、仮に中東情勢が落ち着いたとしても、すぐに燃料価格が下がるとは限りません。
原油を運ぶタンカーが日本に到着するまでには時間がかかりますし、燃料の流通や価格が安定するまでにもタイムラグがあります。
つまり、私たちの暮らしに関わるエネルギー価格は、今後も不安定な状態が続く可能性があります。
そう考えると、これから家を建てる方にとっては、
できるだけ電気を買わずに暮らせる家
少ないエネルギーで快適に暮らせる家
を選ぶことが、家計を守るうえで重要になってきます。
2026年4月に書いた、中東情勢と住宅への影響についてまとめた記事もあります。
↓↓↓ご興味がある方は、こちらもご覧ください。↓↓↓
②政府のガソリン補助が、いつ終了するかわからない
山形県のような地方では、車は生活に欠かせません。
通勤、買い物、子どもの送迎、休日のお出かけ。
どれをとっても、車がないと生活が成り立ちにくい地域が多いと思います。
だからこそ、ガソリン代の上昇は、家計に大きな影響を与えます。
一時期、山形県内でもガソリン価格が1Lあたり200円近くまで上がった時期がありました。
現在は政府の補助によって価格上昇が抑えられていますが、この補助も税金によって支えられています。
国の予算には限りがあります。
そのため、ガソリン補助がこの先もずっと続くとは限りません。
もし補助が縮小されたり終了したりすれば、ガソリン価格は再び家計を圧迫する可能性があります。
そこで、これから注目したいのが、PHV車(プラグインハイブリッド車)やEV車(電気自動車)です。
一般的に、燃料代・電気代を含めた走行コストで考えると、
ガソリン車 < PHV車 < EV車 (一番燃費がお得!)
の順に、月々の燃料代を抑えやすくなります。
もちろん、車種・走行距離・電気料金・充電環境によって差はありますが、
毎日の通勤や近距離移動が中心の方であれば、
PHV車やEV車は大きなメリットがあります。
サトー住販の新築住宅では、EV・PHV車用の専用コンセントを標準設置しています。
さらに、太陽光発電や蓄電池を組み合わせれば、
日中につくった電気を自宅で使い、車の充電にも活用できます。
つまり、これからの家は、単に「住む場所」ではなく、
電気をつくる場所
電気を貯める場所
車の燃料代を抑える場所
としても考えられるようになっています。
特に、片道30分程度の通勤や、町乗りが中心の方であれば、EV車は相性が良いです。
一方で、長距離移動が多い方などは、
ガソリン車とEV車の良さを組み合わせたPHV車もおすすめです。
せっかく新築住宅を建てるのであれば、
これからの車生活まで見据えた家づくりを考えてみてはいかがでしょうか?
③政府の電気代・ガス代の補助が、いつ終了するかわからない
電気代やガス代についても、政府はこれまで補助を行ってきました。
2022年頃から、ロシア・ウクライナ情勢の影響などもあり、エネルギー価格は大きく変動してきました。
そのたびに、政府は電気代・ガス代・ガソリン代の負担を軽減するため、補助を行ってきました。
2026年夏についても、電気・ガス料金への補助が検討されています。
冷房需要が高まる7月〜9月を念頭に、標準的な世帯で月1,000円超、3か月合計で5,000円規模の補助になる見通しとされています。
また、2026年1月〜3月にも、政府による電気・ガス料金支援が実施され、一般家庭で3か月合計約7,000円〜7,300円程度の補助がありました。
これは家計にとってありがたい制度です。
しかし、その一方で、補助は国の予算によって成り立っています。
予算には限りがあり、今後も同じような補助が続くとは限りません。
電気代が上がるたびに補助を待つ暮らしではなく、
そもそも電気代がかかりにくい家にするという考え方が、
これからはとても重要になります。
冬の電気代の請求を見て、驚愕した経験がある方も多いのではないでしょうか。
特に山形県の冬は、暖房費が大きな負担になります。
だからこそ、断熱性能・気密性能・太陽光発電の有無は、毎月の支出に大きく関わってきます。
サトー住販では、断熱等級6以上、気密性能C値0.5㎠/㎡以下を目安とした高性能住宅をご提案しています。
また、太陽光パネルを10kW以上搭載するご提案も多くなっています。
例えば、以下のような条件で考えてみます。
- 建築エリア:山形県寒河江市
- 住宅規模:35坪程度の総2階建て
- 家族構成:夫婦+子ども2人
- 暮らし方:一般的な子育て世帯を想定
この場合、新築の義務基準である断熱等級4の太陽光なしの住宅と、断熱等級6以上・太陽光ありの住宅では、年間の光熱費に大きな差が出る可能性があります。
| 住宅の条件 | 年間光熱費・収支の目安 |
|---|---|
| 断熱等級6以上+太陽光10kW+蓄電池あり | 年間プラス収支になる可能性高い |
| 断熱等級6以上+太陽光10kWあり | 年間±0〜8万円前後の出費 |
| 断熱等級6以上+太陽光なし | 年間28万円前後の出費 |
| 断熱等級4+太陽光なし | 年間43万円前後の出費 |
もちろん、実際の光熱費は、家族構成・生活時間・暖房の使い方・電気料金プラン・売電単価・太陽光の発電量などによって変わります。
しかし、断熱性能を高め、太陽光発電を組み合わせることで、毎月の光熱費を大きく抑えられる可能性があります。
特に、太陽光発電に蓄電池を組み合わせると、日中に発電した電気を夜にも使えます。
夜に買う電気を減らせるため、さらに電気代の負担を抑えられるのは魅力です。
また、停電時にも蓄電池の電気を活用できるため、防災面でも安心感があります。
建築時の初期費用は上がります。
しかし、長く住む家だからこそ、10年・20年・30年という期間で考えると、光熱費の差はとても大きな金額になります。
これからの家づくりでは、
建てるときに安い家だけでなく、
住んでから維持費がかかりにくい家を選ぶことが大切です。
長く住まう家だからこそ、あなたの建てたい家を考えてみてください。
④ 国、県、市から住宅補助金がもらえるチャンス!
国も、光熱費を削減できる高性能な住宅を推奨しています。
そのため、断熱性能の高い住宅や、省エネ設備を備えた住宅には、
年度ごとに各種補助金が用意されています。
例えば、弊社のご提案の場合、
断熱等級6+、太陽光発電設備、蓄電池を設置の家であれば、
以下のような補助金を活用できるチャンスがあります。
・国のGX補助金:125万円
・山形県 省エネパッケージ補助金(設備のみ):65.6万円
・寒河江市
┗ 子育て定住住宅建築補助金:50万円
または
┗ 住宅建築推進事業:30万円
条件やタイミングが合えば、
最大で約240.6万円(または220.6万円)の補助金が受けられます!!
これは、家づくりを考えるうえで非常に大きな金額です。
太陽光発電や蓄電池、高断熱化には初期費用がかかりますが、
補助金を活用できれば、その負担を大きく軽減できる可能性があります。
サトー住販では、国のGX補助金をはじめ、各種補助金の申請代行も行っております。
ただし、補助金には毎年度、予算枠があります。
年度によって内容が変わることもあります。
申請のタイミングによっては、予算が終了している場合もあります。
そのため、補助金を活用した家づくりを考える場合は、できるだけ早めに計画を始めることが大切です。
ZEH基準や長期優良住宅のメリットについては、別の記事でも詳しくまとめています。
↓↓↓ご興味がある方はこちらもご覧ください。↓↓↓
◆まとめ:これからの家づくりは”住んでからの支出”まで考える
これから新築住宅を建てるのであれば、建物価格だけで判断するのではなく、
住み始めてからの毎月の支出まで考えることが大切です。
電気代、ガス代、ガソリン代。
これらは、暮らしていく上で毎月かかり続ける費用です。
そして近年は、原油価格の変動、中東情勢、円安、燃料費の上昇、
政府補助の終了もしくは減額されるリスクなどがあり、
家計に影響する要素がとても多くなっています。
これからの時代は、
電気代が上がったら我慢する、助成金が出るのを待つ、
という考え方だけではなく、
自分の家で使うエネルギーをできるだけ少なくする
自分の家で電気をつくる
つくった電気を暮らしや車に活用する
という考え方が、ますます重要になっていきます。
断熱性能の高い家は、少ないエネルギーで夏も冬も快適に過ごしやすくなります。
太陽光発電があれば、日中の電気を自宅でまかなうことができます。
蓄電池があれば、発電した電気を夜にも使いやすくなります。
EV車やPHV車と組み合わせれば、ガソリン代の削減にもつながります。
つまり、これからの高性能住宅は、単に「快適な家」というだけではありません。
家計を守る家
エネルギー価格の変動に強い家
災害時にも安心感のある家
将来の暮らし方に対応できる家
でもあります。
もちろん、すべてのご家庭に太陽光発電や蓄電池が必ず必要というわけではありません。
土地の条件、屋根の形、家族構成、車の使い方、予算によって、最適な選択は変わります。
大切なのは、建築時の金額だけを見るのではなく、
10年後、20年後、30年後の暮らしまで考えて選ぶことです。
せっかくこれから新築住宅を建てるのであれば、
「安く建てる」だけでなく、
「住んでからもお金がかかりにくい家」
を一緒に考えてみませんか。
サトー住販では、断熱性能・気密性能・太陽光発電・蓄電池・補助金申請まで含めて、
山形県の気候や暮らし方に合わせた家づくりをご提案しています。
これから家づくりを考える方にとって、今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。
記事作成:株式会社サトー住販 佐藤桂(一級建築士・宅建士)
<参照>
・日本経済新聞(5/25):世界の原油在庫「100日割れ」近づく 取り崩し加速で5月末にも到達 日本にも迫る節約の波
・日本経済新聞(5/22):ガソリン補助で170円に抑制「持続可能でない」 自民政調会長
・NRI/&N未来創発ラボ:ガソリン補助金の予算枯渇シミュレーション:ガソリン補助金制度の見直しを
・電気・ガス代5000円支援 補正予算3兆円規模―高市首相表明
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