株式会社 サトー住販
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[一緒に学ぼう] 耐震等級3って何?地震に強い家づくりの基本
2026年06月13日
サトー住販の家は、「耐震等級3」を標準にしています。
家づくりを考え始めると、
「耐震等級3」
「耐震等級3相当」
という言葉を目にすることがあるかと思います。
どちらも安心できそうな言葉ですが、実は内容には違いがあります。
今回は、なぜサトー住販が耐震等級3にこだわっているのか、
そして「耐震等級3」と「耐震等級3“相当”」は何が違うのかを、
なるべくわかりやすく住宅プランナーの佐藤が解説したいと思います。
◆「耐震等級3」って何を証明しているの?
耐震等級とは、住宅の地震に対する強さをわかりやすく示すための基準です。
住宅性能表示制度の中で定められているもので、耐震等級は1・2・3の3段階に分かれています。
その中で、耐震等級3は最高等級です。
簡単にいうと、次のようなイメージです。
| 等級 | 内容 |
|---|---|
| 耐震等級1 | 建築基準法で求められる最低限の耐震性能 |
| 耐震等級2 | 等級1の1.25倍の地震力に耐える性能 |
| 耐震等級3 | 等級1の1.5倍の地震力に耐える性能 |
耐震等級3は、数百年に一度程度発生するような大きな地震に対して、建物が倒壊・崩壊しにくいように計算された、住宅性能表示制度の中で最も高い耐震性能です。
国土交通省の住宅性能表示制度でも、登録住宅性能評価機関が評価方法基準に基づいて評価し、住宅性能評価書を交付する仕組みが説明されています。
ここで大事なのは、ただ「地震に強そうな仕様にしている」ということではなく、
柱や梁、耐力壁、構造用金物、基礎などをきちんと計算し、必要な強さを満たしているかを確認することです。
つまり耐震等級3は、感覚やイメージではなく、設計上の根拠をもって確認された耐震性能といえます。
◆「耐震等級3」にするメリット
1. 家族の命を守るための備えになる
家づくりで一番大切なのは、やはりご家族の命を守ることです。
どれだけデザインが素敵でも、どれだけ間取りが便利でも、大きな地震で建物が大きく損傷してしまえば、安心して暮らすことはできません。
耐震等級3は、建築基準法レベルである耐震等級1の1.5倍の地震力に対して倒壊・崩壊しないことを目指す性能です。参考URL先でも、耐震等級3は住宅性能表示制度における最高等級であり、等級1の1.5倍の地震力に対する性能であることが説明されています。
もちろん、どんな地震でも絶対に無傷という意味ではありません。
ですが、万が一の大地震のときに、建物が一気に倒壊してしまうリスクを少しでも抑えることは、家族を守るうえでとても大切です。
2. 地震後の暮らしを守りやすい
地震で本当に大変なのは、揺れた瞬間だけではありません。
その後に、
・自宅に住み続けられるか
・避難所生活をしなくて済むか
・修繕できる範囲で済むか
・生活を早く立て直せるか
ということも、とても大きな問題になります。
耐震等級3は、建物の倒壊を防ぐことだけでなく、地震後の暮らしを守るという意味でも重要です。
特に山形のように、冬の寒さや積雪がある地域では、地震後に自宅で過ごせるかどうかは、ご家族の安心に大きく関わります。
3. 地震保険の割引が受けられる
耐震等級3が証明できる住宅は、地震保険の割引対象になります。
耐震等級割引では、耐震等級1は10%、耐震等級2は30%、耐震等級3は50%の割引とされています。割引を受けるには、所定の確認資料の提出が必要です。
家を建てるときは、建築費だけに目が行きがちですが、住み始めてからの保険料や維持費も大切です。
耐震等級3は、万が一の備えになるだけでなく、長く暮らす中での家計面にもメリットがあります。
◆「耐震等級3」と「耐震等級3“相当”」の違い
ここは、家づくりを考える方にぜひ知っておいていただきたいポイントです。
「耐震等級3」と「耐震等級3相当」は、言葉はとても似ています。
ですが、同じ意味ではありません。
一番大きな違いは、第三者機関による証明があるかどうかです。
◯ 耐震等級3
耐震等級3は、住宅性能評価や長期優良住宅の認定などを通して、必要な耐震性能を満たしていることを確認し、証明できるものです。
つまり、設計者や施工会社だけでなく、外部の機関によるチェックが入ります。
● 耐震等級3相当
一方で、耐震等級3“相当”は、
「耐震等級3と同じくらいの性能を目指して設計しています」
という意味で使われることが多い表現です。
ただし、第三者機関による認定や証明書がない場合、実際に耐震等級3であることを公的に示すことはできません。
「相当」をうたっている場合は、第三者機関による認定の有無、地震保険料の割引、フラット35の金利優遇などに違いが出ます。
◆ なぜ「耐震等級3 "相当"」をすすめる会社があるの?
では、なぜ耐震等級3ではなく、耐震等級3“相当”という表現をする住宅会社があるのでしょうか。
理由のひとつは、申請にかかる手間や時間、費用です。
耐震等級3を正式に証明するためには、構造に関する図面や計算資料を整え、第三者機関の審査を受ける必要があります。
そのため、申請準備や審査期間、申請費用や設計費用が発生します。
住宅会社によっては、
「お客様の費用負担を抑えるため」
「工期を短くするため」
「申請手続きを省くため」
という考えで、耐震等級3“相当”として提案するケースもあります。
それ自体が必ず悪いということではありません。
ただし、お客様側から見ると、
本当に耐震等級3なのかを証明できる書類があるかどうか
は、後々とても大きな違いになります。
地震保険の割引や、フラット35などの住宅ローンの優遇、将来的な資産価値の面でも、正式な証明があるかどうかは大切です。
◆ サトー住販が「耐震等級3」を標準にしている理由
サトー住販では、耐震等級3を標準にしています。
その理由は、単純に「性能が高い家をつくりたいから」だけではありません。
家は、建てた瞬間が完成ではなく、そこから何十年とご家族の暮らしを支えていくものです。
お子様が成長する時間。
家族で食卓を囲む時間。
寒い冬をあたたかく過ごす時間。
そして、もしもの災害時に家族を守る場所。
そう考えると、見えない構造部分こそ、きちんと根拠を持ってつくることが大切だと考えています。
また、サトー住販では、独自の『JGS-Ⅱ工法』という長期優良タイプの型式認定を
(公財)日本住宅・木材技術センターから取得しています。
そのため、長期優良住宅の認定取得に必要な申請や設計システムを整え、
できるだけお客様の負担を増やさずに、
- ・耐震等級3(最高等級)
- ・断熱等級6+
- ・一次省エネルギー対策等級6(最高等級)
- ・維持管理対策等級3(最高等級)
- ・劣化対策等級3(最高等級)
などをきちんと証明できる家づくりを標準化しています。
これは、どこの住宅会社でも同じようにできるわけではありません。
実際、弊社のように、(公財)日本住宅木材技術センターの長期優良タイプの性能型式を取得している会社は、
全国で5社のみです。
(公財)日本住宅・木材技術センター:木造建築合理化システム認定一覧
サトー住販では「耐震等級3”相当”」ではなく、
きちんと証明できる「耐震等級3」にこだわっています。
◆ 「耐震等級3」について、よくある誤解
耐震等級3なら、地震が来てもまったく壊れない!
と思ってしまう人もいるかと思います。
耐震等級3は、震度7クラスの大きな地震が来ても、建物がまったく揺れない、傷ひとつ付かない、補修ゼロで住み続けられる、という保証ではありません。
大きな地震が起きれば、外壁や内装、設備などに損傷が出る可能性はあります。
耐震等級3は、あくまで
大地震時に倒壊・崩壊しにくく、ご家族の命を守るための性能
です。
ここを誤解してしまうと、
「耐震等級3なのに石膏ボードが割れた」
「外壁にひびが入った」
という話になってしまうことがあります。
大切なのは、地震後に命を守れること。
そして、できるだけ補修しながら暮らしを立て直せる状態を目指すことです。
◆ まとめ|見えないところにこそ、家づくりの安心があります
家づくりでは、間取りやデザイン、キッチンやお風呂など、目に見える部分にどうしても意識が向きやすくなります。
もちろん、それらも毎日の暮らしを楽しくするために大切です。
でも、家族を守るという意味では、
基礎・柱・梁・耐力壁・構造用金物など、完成後には見えなくなる部分
がとても重要です。
地震は、いつ、どこで起きるかわかりません。
山形は比較的地震が少ない県ですが、日本で暮らす以上、地震への備えは避けて通れません。
だからこそサトー住販では、
「たぶん大丈夫」
「耐震等級3"相当"だから大丈夫だと思う」
ではなく、きちんと根拠を持って説明できる家づくりを大切にしています。
耐震等級3は、ただの数字ではありません。
それは、
ご家族の命を守るための備えであり、
地震後の暮らしを守るための備えであり、
将来にわたって安心して住み続けるための証明
でもあります。
そして、耐震等級3を証明できる家は、地震保険の割引など、暮らし始めてからのメリットにもつながります。
家づくりは、建てるときの価格だけで判断するものではありません。
住み始めてからの安心。
万が一のときの安全。
将来の維持管理や資産価値。
そうした長い目線で考えることが、とても大切です。
サトー住販では、断熱性能や省エネ性能だけでなく、耐震性能についても、安心して暮らせる家づくりを標準にしています。
「耐震等級3って本当に必要なの?」
「耐震等級3”相当”とは何が違うの?」
「自分たちの家づくりでは、どこまで考えればいいの?」
そんな疑問がありましたら、ぜひお気軽にお問合せください。
家づくりに必要な専門用語は、わかりにくいものが多いです。
だからこそ、ひとつずつ一緒に確認しながら、安心できる家づくりを進めていきましょう。
コラム記事作成:株式会社サトー住販 佐藤 桂 ( 一級建築士・宅建士 )
<参照>
・(公財)日本住宅・木材技術センター:HP
・国土交通省:新築住宅の住宅性能表示制度かんたんガイド
・耐震性能を等級で確認して、安心の住まいづくり
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